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被災者の皆様のアドバイス
参考にしては駄目なものも一部ある


.

被災者の皆様の体験談は、貴重な情報源であり、大変重要です。しかしながら、個人の体験に基づく見解と、被災地の全体像が、常に一致するとは限りません。なかには、事実と異なる情報が含まれる可能性もあります。そのため、読者の皆様におかれましては、それぞれの情報について最終確認を行うなど、慎重にご判断いただけますよう、お願い申し上げます。

被災者の方々の体験から生まれたアドバイス、その実例を以下に引用いたします。

テントは防災グッズとして必要な物だというイメージがあるけれど、それは間違い。テントを避難所で使ったら、周囲の方々から反感を買ったので、準備をしたら邪魔でしかない。準備をしなくてもいい物の一つ。

といったような内容を、ネット上で、アドバイスとして、お話されていた被災者の方が多かったんです。

しかしながら、こういった話って、避難所で過ごすことが可能だった方の体験談ですよね……。避難所は、収容人数に制限があるので、被災者の皆様全員が避難所で過ごすことができたわけではないんです。倒壊した建物の隅で、耐えながら過ごすしかなかった方も大勢いたんですよ……。
避難所は、早い者勝ちなので、たとえ、家が倒壊してしまっているとしても、病人や高齢者であっても、子供連れであっても、優遇されることはありません。( ← 地域や避難所によっては、ごく一部の特例で、優遇されることもあったそうですが……)
しかも、近年は、新型コロナの影響で、避難所の収容人数が、大幅に減らされてしまったので、避難所に入ることができなかった方が、さらに増えてしまっていたことでしょう。昔から収容人数に制限があって足りなかったのですが、最近では、さらに足りなくなってしまっていたということです。
家を失ってしまっているのに、避難所に入れない状況の人達は、どうすればいいのでしょうか?
車の中で生活をするという手もあるのかもしれませんが、家族の人数が多い場合は、色々と無理があるでしょうし、車だって使い物にならない状態になってしまう可能性があるんですよね……。

しかも、近年、多くの自治体が、テント避難の必要性をアナウンスしていたんですよ……。新型コロナの影響で、避難所の収容人数が大幅に減らされてしまったからです。そういった状況だったんです。

こういった状況で家が壊れてしまえば
テントが必要になるのかもしれませんが
どれぐらいの確率で、家は壊れてしまうのでしょうか?

木造建築物が、どれぐらい壊れてしまったのか、過去の実例を、ご説明いたします。そして、その実例から、今後、地震が発生した時の倒壊確率を予測してみてくださいね……。
日本では、地震対策のために、耐震基準が建築基準法で決まっています。そして、この建築基準法の改正が、過去に何度かあったんですが、そのなかで、かなり重要な改正が、1981年6月1日のものと、2000年6月1日のものです。
震度7の地震が、たった一回だけ発生した場合は、1981年6月1日改正の【新耐震基準】以降の耐震基準で建てられた建築物であれば、倒壊も大破もせずに、なんとかなるらしいのです。
ですが、群発地震と呼ばれる 大地震が何度も繰り返し発生してしまう現象、これが起きた、あるケースでは、一番新しい耐震基準である【新耐震2000年基準】で建てられた木造建築物ですら、約40%が、倒壊・崩壊・大破・小破……等の状態になってしまったらしいのです。一番新しい耐震基準の木造建築物ですら、半数近く壊れてしまったのですから、驚きですよね……。1981年6月1日改正の【新耐震基準】で建てられた木造建築物の場合で、80%が、倒壊・崩壊・大破・小破……等の状態になり、1981年6月1日よりも前の【旧耐震基準】で建てられた木造建築物の場合で、95%が、倒壊・崩壊・大破・小破……等の状態になってしまったらしいのです。
以前は、1981年6月1日改正の【新耐震基準】以降の耐震基準で建てられた建築物であれば大丈夫だと言われていたのですが、最近では、問題があることが分かってきました。群発地震が発生してしまった場合、【新耐震基準】以降の耐震基準の木造建築物であっても倒壊したりする可能性があるんです。
また、熊本地震の時に、免震住宅が、免震装置から落ちてしまい、グチャグチャに潰れてしまったという事例も存在しています。
【防災 安価で転倒や飛散等を防ぐ1】という記事のなかで、「家が古くなくても危ない場合があるんですよ……。家が壊れ崩れ落ちてくる可能性があるんです。」と説明させていただいたのは、こういった実例があるからなんです。

リフォームをするか、耐震等級3レベルに相当する家を、新たに建築するか、耐震等級3レベルに相当する家に、引っ越しをするか…… といったようなことが解決策になるそうなんですが、先程も言ったように、免震住宅であっても、免震装置から落ちてしまったという実例が存在するぐらいですから、耐震等級3レベルの家であっても、他に何らかの問題が発生する可能性があるのかもしれません。ですから、完璧な対策というものは、存在しないという可能性もないわけではないでしょう……。
ちなみに、耐震シェルターを購入するという手もありますけれど、耐震シェルターのことについては、もう少し後で、お伝えさせていただきますね……。一旦、この話は控えさせていただきます。

免震住宅等でも駄目な可能性があるのならば、テントの用意といったような対策も視野に入れて考えてみたいと思います。

とは言え、「私の家には庭がないし、テントを立てるなんて無理。」と思った方も多いでしょう……。そういったケースの解決案についても、後で説明させていただきます。テントを設営できる可能性はあるんですよ……(^o^)

仮に避難所に入れる状態であるとしても
避難所に行く価値ってありますか?

避難所は、支援物資が極端に足りなかったり、感染症の問題があったり、プライバシーの問題やクレクレ被害の問題等、様々な問題があって環境が最悪です。
先程、避難所は、支援物資が極端に足りないと言いましたが、具体的な実例を挙げてみますね……。まず、避難所に倉庫がない場合も多いので、倉庫があるだけでも恵まれているといえば、恵まれているのですが、倉庫があったとしても、500人収容予定の避難所で、毛布が280枚、大人用のオムツや子供用のオムツも1袋ずつしかないといったように、他の物も同様に人数分あるわけではありません。トイレが足りないことで悲惨な状況になってしまうことは、有名な話ですが、他の物も、悲惨な状況になってしまうぐらいに足りません。この実例は、関東の、ある大都市のものなので、これより備蓄数が少ない地域は、沢山あると思います。
そんなふうに倉庫の備蓄数が少ないなか、クレクレ被害に遭い、日々頑張って備蓄していた食品を、大勢の人に食べられてしまい、自分の分が1つも残らなかったというケースが少なくありません。こういったことは、意外にも、よくあることなんです。
また、人と人との間のスペースが十分ではない状態で、床に直接寝なくてはいけなかったという実例もありますが、シングルの布団に3人で寝なくてはいけなかったという実例もあり、狭くて酷く疲れ切ってしまうだけではなく、プライバシーの問題も、かなり深刻です。さらには、性犯罪の被害に遭ったり、寝姿を覗かれたり、更衣室や授乳室だって無い例が多いのですから、ストレスは想像以上のものとなるでしょう……。
また、病気を患う可能性があります。寝具が十分になく床に直接寝たことで、体温を奪われ、埃を吸い込み、呼吸器障害などを患った方がいました。それだけではなく、感染症が原因で、何千人、何百人という死者が出てしまったのです。これは、新型コロナとは関係がなく引き起こったことです。
ここで挙げさせていただいた実例は、一部のものにしかすぎません。他にも、もっと多くの問題がありました。様々な問題が多数発生してしまうのが、避難所という場所です。
ですから、避難所より、テントのほうが、かなりマシだと思うんですよね……。きっと……。

ですが、こんな御意見もあります。
「発災後、テントで生活をしていたせいで目立ってしまい、そのせいで目をつけられ、レイプをされた。だから、テントで生活をするのは良くない。」といった御意見です。
そう思うに至った理由は、その方なりに、あると思うのですが、実際には、テントが、有っても、無くても、被害に遭うときは遭うんです。ですから、テント生活をしないことで性犯罪を防ごうとするのではなく、もっと別のことで対策をするべきなんですよね……。性犯罪への対策に関することは、他の記事で説明させていただきますね……。
何十年か前、当時17歳だった、ある女性は、兄弟からの虐待から逃げるために家から飛び出すようにして逃げ、しばらくの間、夜を外で過ごしていたら、レイプの被害に遭ってしまったんです。
ある理由があって、私自身も家から飛び出すようにして逃げ、夜、外で生活をしなくてはいけない時期がありました。その女性と似たような経験があるからなのでしょうか? その女性は、当時のことを私に色々話してくれました。その時に、レイプの被害に遭ってしまったことも打ち明けてくれたんです。
こういった実例があるぐらいですから、テントの有る無しは、全く関係がないんですよね……。
実際、避難所のなかでも、レイプ等の性犯罪は頻繁に発生しております。ですから、テントの有る無しは、性犯罪の発生確率に、さして影響はないんですよ……。と言うより、たしか、避難所の中のほうが、性犯罪の発生件数は多かったはずです。まあ、その数字が正しいとは限りませんけれどね……。性犯罪の被害者って、警察に届けない方のほうが圧倒的に多いので、正確な数字は分からないはずなんですよ……。ですが……、とは言っても、……やはり、……といった感じですね……。

実際の現実は、避難所の生活より、テント生活のほうが、まだマシだと思われます。たぶん……。

テントを、どう管理して、どう運ぶ?
提案として、いくつか例を挙げてみる

先程説明したようなことを考慮し、テントを用意したとします。
ですが、一秒二秒を争うぐらい一目散に逃げなくてはいけない状況のときに、重くて嵩張るテントを、どうやって運ぶんだ? という問題が発生してしまいます。テントを背負うと、重いうえに邪魔で、速く走れなくなってしまいますから、逃げ遅れてしまう可能性があるでしょう。
ですから、小サイズの携帯可能なタイプのテントを用意しておくといいのかもしれませんが、こういった簡易なタイプのテントの中で、長期間暮らすのは、それはそれで無理がありそうです。
ですから、完璧な解決につなげるのは、難しそうですね……。
どうするべきか、まだ分かりませんが、小サイズの携帯可能なタイプのテントと、大きくて頑丈なタイプのテントを、二重使いするのは、どうなのだろうか? と考えています。
ハザードマップで問題のある地域に自分の家がある場合、引っ越すことが重要ですが、引っ越すことができない場合、ハザードマップで問題が無い地域にある倉庫等を借りて、その倉庫等の中に、大きくて頑丈なタイプのテントを保管しておくというのも、数多くある案の中の1つなのかもしれません。また、ハザードマップで問題が無い地域に自分の家があるとしても、家が潰れてしまう可能性を考慮して、家の外部(庭・駐車スペース・軒下等)や、賃貸しの倉庫等に、同様のタイプのテントを保管しておくといいのかもしれません。家が潰れてしまった場合、家の中にテントを取りに行くこと、それ自体が、不可能になってしまいます。ですから、家の外部や倉庫等に保管しておいたほうが良いとは思うんですよね……。たぶん……。
そして、地震発生直後は、道路崩壊等、その他様々な理由で、あちこち移動できないことが多く、それが故に、テントを倉庫等に取りに行くこと、それ自体が、不可能になってしまう可能性があります。ですから、小サイズの軽くて携帯可能なタイプのテントを携帯しておいて、災害発生直後は、一時凌ぎとして、それを使い、しばらくして状況が落ち着いてから、大きくて頑丈なタイプのテントを取りに行く……というのは、どうなのでしょうか?
これが、解決策になるのか、全く分かりません。この方法で全く問題が出ないってことはないと思うんですよね……。ですが、何も準備をしないより、ましなのかもしれません。
ただ、倉庫等の場所を借りるのにも、お金がかかってしまうことが多く、ある程度、金銭にユトリがある人にしか実現できない方法ですよね……。私も、金銭的にユトリがない人の一人です。
ハザードマップで問題が無い地域で、家の外に、庭や駐車スペース・軒下等、何らかのスペースがある場合には、そこに金属製の倉庫やボックス等を置いて保管しておけばいいのかもしれませんが、ハザードマップで問題のある場所だったり、マンション等、外に何のスペースもない家の場合には、保管が難しいですよね……。

家の外部や賃貸しの倉庫等に保管する案を聞かされ、難しさによって気持ちが重たくなってしまった方のために、家の中で保管する方法も、お話したいと思います。
家の中においては、リスクを分散させる保管方法が望ましいそうです。あちこちにグッズを分散させて保管するんですって……。リビングが倒壊した場合には、寝室に保管してあった物を使い、寝室が倒壊した場合には、リビングに保管してあった物を使う等……、一箇所ではなく複数箇所あちこちに保管しておくのが、良いんですって……。

また………………。
お金がかかってしまう方法ではありますが、家の中で防災グッズを保管をする場合、一番小さいサイズの耐震シェルターで、防災グッズを守るのはどうなのだろうか? とも思っています。耐震シェルターは、人間を守るための物なのですが、防災グッズを守るために使っても問題ないのではないか? と思ってしまうんですよね……。
ただ、窓や玄関等の出入り口近くに耐震シェルターを設置しないと、家が倒壊したときに防災グッズを取り出すことができなくなってしまいます。家の真ん中辺りに設置するのは、問題があると思うんですよね……。

耐震シェルターは、本来、人間を守るために有効な物なので、人間にも使ったらいいと思いますけれどね……。

それから………………。
テント等の防災グッズを家の中や外等、様々な場所に保管する際、下の動画のなかで紹介されているようなプラスチックのボックスを検討されている方も多いと思います。ですが、後で説明させていただくようなことにも注意をしていただけたら、嬉しく思います。

体重100kgの男性が乗っても大丈夫なボックスと仰っています。たしかに丈夫ですね……。それは、認めます。
が、しかしですよ……。地震で倒壊してしまった建築物であっても、体重100kgの男性に耐えられるだけの耐久力はあったはずなんですよ……。どんなに重い人であっても、人間の体重ごときで壊れてしまう建築物なんて、そうそうありません。むしろ、プラスチックのボックス以上に、倒壊してしまった建築物のほうが、耐久力はあったはずなんですよね……。でも、倒壊してしまったわけです。
水道管だって、大概は、プラスチックのボックスよりも強いはずなんですよ……。(老朽化しすぎている物を除く)でも、壊れて水が出なくなってしまったわけです。
プラスチックのボックス以上に耐久力があるものを壊してしまうのが、大地震なんです。ですから、プラスチックのボックスごとき、簡単に壊されてしまう可能性があるでしょう……。
ボックスとして丈夫で耐久力がある・地震に強くて耐久力がある、この2つの事象は、同義ではありません。
動画の配信者の方だって、「地震で壊れない」とは一言も言っていないので、その辺は、勘違いしないようにするべきでしょう……。

また………………。
2つ目の動画のなかで、「1981年より前に建てられた建物は、玄関もしくは建物の外に逃げる!!」と説明されていましたが、こういった情報は、最近、説が変わってきているんです。この記事の最初のほうで、すでに、お話したことではありますが、群発地震の場合、この基準は当てにはなりません。ですから、ご注意ください。

プラスチックのボックスの中に、防災グッズを入れ、家の外に保管するアイデアをススメておられますが、津波や水害や土砂崩れ等が発生する可能性がある地域、言い方を変えるのならば、ハザードマップで問題が示されている地域に、お住まいの方々は、家の外に保管するなんて不可能ですよね……。また、マンション等、外に何のスペースもないお宅も、外に保管するのは難しいでしょう……。
何故、そこまで簡単な空気で、外に保管するアイデアをススメルことができてしまったのでしょうか?外に保管するのが不可能な方々は、どういった気持ちで、あの動画の、お話を聞いていたんでしょうか?
まあ………………。
ハザードマップで何も警告されていない地域でも、問題が生じる可能性はありますが、そうは言っても、ハザードマップで何も警告されていない地域であるという限定された条件のなかでなら、防災グッズを家の外に保管したほうがいい……といったところは、私も考えが同じなので、それに関しては共感できるのですが、ビニールもプラスチックも太陽光の紫外線や熱に弱く、割れたり溶けたり等、様々な問題が発生しやすいので、プラスチックのボックスを外に置いておくのは、どうかとは思います。それに、プラスチックのボックスって、金属製の物等、硬くて重い物が落下等してきたら壊れますよね……。
金属製の倉庫やボックス等のほうが良くないですか?
ただ、金属製は、太陽光で割れたり壊れたりすることはなくとも熱をおびるので、熱から防災グッズを守るための対策が必要になってしまいます。金属製の倉庫やボックス等の中に、敷物を敷いた状態で、プラスチックのボックスを入れ、その中に防災グッズを入れれば、まだ、ましな環境になるのかもしれません。ちなみに、紫外線が、金属製の倉庫やボックス等の壁を透過することはありません。ですから、金属製の倉庫やボックス等の中に、プラスチックのボックスを入れて置くのは、問題がないでしょう。
まあ、とは言え、断熱性が高い防災倉庫とかもあり、それらは、先程言ったような熱への対策が不必要なんですよね……。また、積雪耐荷重等もそれなりなので雪に強く、台風にも強く、地震で揺れた時に、収納してある物が落下し難い設計になっております。設置できる何らかのスペースがある家であれば、使い勝手が良いのかもしれませんね……。

無印良品のプラスチックのボックスを否定する気はありません。
家の中で備蓄をする際、リスクを分散させるために、あちこちに置くといった方法で、プラスチックのボックスを使用するのであれば、とても良いと思います。
ですから、多くの防災士の方々が、無印良品のプラスチックのボックスをオススメするのでしょう……。
また、金属製の倉庫やボックス・耐震シェルター等の中に、プラスチックのボックスを入れておいても良いと思うんですよね……。
ただ、プラスチックのボックスを外に置いておくのは、紫外線や熱の問題があってアウトだと思います。衝撃等、別の理由で壊れる可能性も高いですからね……。

一応、こんなサービスもあります。

災害時に必要な物や、失いたくない大切な物を、
倉庫に預けておくことができ、
災害が起きた際に、日本郵便が、
それらの物を届けてくれるサービスです。

このサービスの場合、先程説明した やり方とは異なり、自分で倉庫等に取りに行くといった難儀なことをしなくても良いので、比較的楽ではあります。
ですが、災害の状況により、配達が遅れたり、配達が困難になることもあるといったところが、難点ではあります。まあ、それは、仕方がないことではありますけれどね……。
だからこそ、小サイズの携帯可能なタイプのテントの携帯が、必要になってくるのかもしれません。

初期費用や送料等が別にかかりますが、月額費用が、数百円程度で安いのが魅力的です。賃貸しの倉庫等を一部屋借りるよりは断然安いはずです。
ただ、賃貸しの倉庫等のほうが、防災グッズを沢山保管できますね……。防災ゆうストレージというサービスの場合、一部屋ではなく、専用ボックスでの保管になるので、保管できる量に限界があります。
それぞれ、どちらにもメリットとデメリットがありますね……。

庭や空き地等の所持がない場合、どこにテントを立てる?

庭や空き地を所持している場合には、そこにテントを設営すればいいわけですが、コンクリートの地面しかない場合もありますよね……。
また、庭や空き地を所持していない場合もあります。
この2つの問題の解決策について、お話をする予定なのですが、
先に、コンクリートの地面しかない場合について、お話をしようと思います。

ペグとは、テントを地面に固定するために打ち込む杭のことですが、コンクリートの地面しかない場合には、ペグを打たなくとも立つ、自立式のテントがあれば、テントを立てることができます。
自立式のテントは、ペグを打たないので、地面に固定されることがありませんから、風に飛ばされる可能性があります。ですから、四隅に重りを置いておく必要性があります。

すでに所持しているテントが自立式の物ではないけれど、買い直したくないから、今所持している物を使いたいと思っている方の場合、テントのロープを【大きめの石・レンガ・ブロック・フェンス等】に縛り付ければ、使えなくもありません。また、【水や砂が入った容器(ペットボトル等)や袋等】にロープを縛り付けることで、テントを固定することもできます。

ただ、下がコンクリートの場合、熱くなりますから、火傷に気をつける必要性があります。下に何か敷いておきましょうね……。

庭や空き地を所持していない場合ですが……。これが、一番厄介ですよね……。
土地の持ち主の許可があれば、テントを立てることが可能なので、地震が来る前に、失礼のない形で許可を取っておくといいのかもしれません。

国や自治体が管理している共有地であれば、野営地として利用できる場合があるみたいなんですが、自治体ごと、独自の条例で、野営、焚火などを禁止していることも少なくないため、事前確認が必要でしょう。先に自治体に問い合わせてみるべきだと思います。
ただ、野営が禁止されている土地でも、遭難等の特別な事情がある場合には、特別にテントを立てることが許されるらしいのです。ですから、「じゃあ、地震の場合は、どうなの?」と聞きたくなります。やはり、特別な事情というものに該当するのではないでしょうか?

新型コロナの影響で避難所の収容人数が減らされてしまったので、その調整として、学校等のグランドにテントを立てることを許可し、それをアナウンスしている地域もあります。

こういった例もあるので、庭や空き地を所持していないからといって諦めないほうがいいでしょう……。まあ、でも、これも、早い者勝ちって感じになりそうですけれどね……(~_~;)
とにかく、やること多くて大変ですよね……。一緒にがんばりましょう(^^)

テントの参考例を挙げてみる

役に立たないかもしれませんが、一応、小サイズの軽くて携帯可能なタイプのテントをご紹介いたします。

下の画像で紹介しているテントは、重量235gなので、小サイズの軽くて携帯が可能そうなテントなのですが、頭側と足側の壁がないので、テントとして使うには不向きかな? なんて思ったりもしています。
災害用のアルミブランケット等で、壁を自作したほうがいいのかもしれません……。

このテント、テントには不向きかもしれませんが、ブランケットや簡易シュラフ(寝袋)として使うこともできるので、全く何も使えないわけではないのかもしれません。
災害用のアルミブランケットは、壁代わりに使用するぶんには良いのかもしれませんが、ブランケット代わりに使用することは、オススメしません。
あんな軽くてピラピラした物、すぐ浮き上がってしまい、結果、隙間が開いてしまいます。性能の良い高気密高断熱住宅であっても、窓を開け放っていたら意味がないのと同じように、仮に、災害用のアルミ系素材のシートが高性能であったとしても、隙間が開いている状態では意味がありません。
また、ずっと手で掴んでおかなくてはいけないがために、手の自由を奪われてしまいます。色々やることが多くて、手が必要不可欠になる震災時には不向きだと思います。
アルミ系の素材の物を使用したいのなら、手で掴み続けている必要性がないポンチョ型か、隙間風が入りにくい筒状になっているものがよいのではないかと思います。まあ、ただ、筒状の物は、移動時や活動時には使えませんがね……。このテントは、筒状になっているので、テント以外の目的でも使用できるかもしれません。

テントの頭と足側の壁用 / アルミブランケットです。
私が、100円ショップで購入したレスキューシートは、一枚不良品で裂けていました。ですから、何枚か余計に購入しておいたほうがいいと思います。いざというとき、使えないのは、最悪でしかありませんからね……。

この下↓で紹介させていただいているテントは、重量2,5kgです。
このテント自体は、数キロ程度で重くはないんですが、他の防災グッズや食料で、すでに、それなりの重量があるなか、さらに2,5kg増えるとなると、けっこう辛いかもしれません。
ですから、携帯用に相応しくないですね……。ただ、わりかし小サイズで簡易なテントであることも、事実ではあります。
これより軽い物のほうが良いという場合、たぶん、上↑で紹介させていただいたようなタイプのテントになってしまうのかもしれません。
この下↓で紹介させていただいているテントの良いところは、縦に立てると、トイレや更衣室としてテントを使用できるところですね……。


大きくて頑丈なタイプのテントは、家族の人数やら色々な状況次第で、適切な形状や方向性が、かなり違ってしまいます。ですから、ご自分の状況に合うと思うテントを、検索をかけて探してみてくださいね……。

まあ、ただ、家族の人数に合わせてテントのサイズを決めるのではなく、一人一つずつ、テントは、あったほうが良いとは思いますけれどね……。
何故なら、キャンプといったような遊びの目的で、テントを使用するわけではなく、ある程度長期間、生活の場として使用することになるからです。
生活の場となると、互いの行動の目的に大きな違いが発生するようになります。仕事や勉強をしなくてはいけない人、くつろぎたい人、音楽を聞きたい人、といったように、それぞれがバラバラの行動を取るようになります。そういった状況でありながら、それぞれが同じタイミングで同じ空間に居ると、お互いに場の空気を乱し合ってしまいます。キャンプを楽しむという同じ目的で、同じ場に居る場合は、行動の目的が同じなので、問題ないのかもしれませんが、生活の場となると、キャンプの時とは状況が違うわけです。きっと、かなりのストレスが発生してしまうでしょう。
4人家族だから、4人用のテント……5人家族だから、5人用のテント……といったように単純に考えないほうが良いのかもしれません。テントは、1人1つずつ、あったほうがいいのかもしれません。
まあ、ただ、この方法、テントの数が増えてしまいますから、緊急時に重くて運べないという問題が、よけいに発生してしまいます。ですから、すでに言ったように、保管の仕方が、かなり問題になってきますね……。難易度が高くて困ったものです。

一応、オススメのテントを紹介しますが、やはり、最終的には、ご自身で検索して探したほうが良いと思います。

下のテントを紹介する理由は、組み立てが約3分で済むところです。震災時に大怪我をしてしまった場合、組み立てが不可能になるという問題を少しでも解消させたかったのです。また、冬場に雨が降りしきる中、テントを建てなくてはいけなくなってしまった時に生じる様々な問題、寒さの問題や、患部が濡れるという問題等も、少しは軽減させたかったのです。
それから、難燃加工されているそうです。震災時は火災が発生しやすいので、こういった加工も気になりました。

下に表示されたテントをオススメする理由は、多少仕切られていて、3ルームあることです。
ただ、テントの壁なんて薄いので、ほぼ役に立たないでしょう。ですから、テントは、1人1つずつあったほうが良いと思うんです。
このテントは、空間を用途別に仕切ることができるので、仕切りによって状況を整えたい方には良いと思いました。
それから、このテントも難燃加工されているそうです。

タープは、複数のテントを繋ぎ合わせる渡り廊下のような役目をしてくれるのかもしれません。

こういったタープテントの周りに人数分のテントを複数繋ぎ合わせれば、タープテントは、渡り廊下やリビングの代わりになってくれるでしょう……。

ご自身に合うものを、個人個人で探したほうが良いので、下のバナーをクリックして、色々検索をかけてみてくださいね……。

テントだけでは駄目!?

凍死や熱中症で亡くなってしまう問題も解決しなくてはなりません。何故なら、こういった問題で亡くなってしまっては、テントを用意したところで意味がないからです。

昔は、エアコンが贅沢品だと言われ、生活保護を受給している世帯では、エアコンの使用が許されなかったそうなんです。ですが、最近では許されるようになりました。
何故なのかと言いますと、熱中症が原因で亡くなった方がおられたからです。今は、そういう時代です。年々、気温は上昇傾向にあるので、ちゃんと気をつけたいものです。

もう一つの問題でもある凍死のことについても、見ていきましょう。
水温5℃の水の中に居た場合、一時間もたず亡くなります。氷が浮いている水の中に居た場合には、30分ぐらいで亡くなります。そして、たとえ、水の中に居なかったとしても、雨で濡れてしまっている場合には、短時間で凍死してしまうんです。また、雨が降っていなくても問題が生じる場合があります。一目散に建物の外に逃げなくてはいけなくなってしまった場合、靴を履く間もなく裸足の状態になってしまうことがあります。これ、凍傷になりますし、なんだったら、凍死する可能性があります。それだけではなく、足の裏に小石等の何かが刺さって、血だらけになり酷く痛いですが、この問題は、別の記事で触れるとして、この記事では、寒さの問題に触れるだけにとどめておきます。人間、何日か食べなくても死にませんが、酷い寒さのなかでは短時間で死んでしまうのです。現実、飢えよりも寒さのほうが、ヤバいんです。これは、ホームレス状態を経験している私自身の実体験であります。私は、凍傷になりましたし、死にかけました。皆さん、飢えの問題ばかり気にされますが、飢えよりも寒さのほうが、深刻なんです。
レインコートや服を沢山着込んでいれば、問題がないのでしょうが、睡眠中や入浴中などは、そういった物を着込んでいませんよね……。そういった状況で大地震が発生して、一目散に外に逃げなくてはいけなくなってしまった場合、どうしたらいいのでしょうか? 服を着込む時間がありませんよね……。バスローブを羽織るといった一般的に出回っている解決策は、長時間で見た場合には、何ら解決策にはなり得ません。

ハザードマップによって問題を示されていない地域で、外に何らかのスペースがある方の場合には、着る物等……色々な物を外に準備することは可能ですが、そうではない方の場合、それが可能ではありませんよね……。
また、防寒着を外に準備できていたとしても、問題が生じる可能性があります。
ダウンは、外気の侵入を防ぎつつ、身体から発せられる熱を逃さないことで温かさを保ちます。ダウンは、保温力が非常に高いのですが、不調をきたすぐらい身体が極度に冷え切ってしまっている状態、低体温症のような状態になってしまっている場合には、ほぼ役に立たないことが多いのです。身体から発せられる熱が、あまり無い状態になってしまっているからです。
鳥類は哺乳類より体温が高いので、羽毛(ダウン)の効力が高い状態にあるわけです。
外に出て、すぐに直用できた場合には、いいのですが、色々とゴタゴタしてしまって、長時間着用できず、身体が冷え切ってしまっている場合には、先程言ったようなダウンの無効化現象が発生する可能性があります。
また、ヒートテックのように吸湿発熱素材でできている衣服も、無効化が発生する環境がないわけではありません。
それに加え、寒さによって極度に身体が虚弱化すると、温かいお湯の中に身体を沈めても、二度と身体が温まることがないってぐらいに、完全に快復力を失ってしまうことがあります。それによって、衣類等が、役に立たない状態(無効化現象)になってしまうことがあるわけです。
何故、こういった現象が発生してしまうのか、その理由については、別の記事に書かせていただきますね……。

先程説明したような無効化現象を未然に防いだり、凍死・熱中症等の問題を解消しようとすると、携帯可能なミニサイズの電子機器等の助けが必要になる場合があります。
とは言っても、健康に関する専門家のお話によると、ハンディファンは、かえって体温調整機能を狂わせる原因になり、逆効果になることもあるそうでうですし、ネッククーラーの場合は、効果が限定的になってしまうそうです。何故、良くないのかについては、他の記事のなかで説明させていただきますね……。
とにかく、そういった問題があるので、使用する電子機器の種類には気をつけなくてはいけないのですが、どの電子機器を使うのであれ、使う以上、必要になってくるのが、ポータブル電源等の電力を貯めておくグッズです。
とは言え、ポータブル電源って高額ですよね……。皆さん、非常に頭が痛いし、手が出せないと思うんです。
ですから、いずれ、他の記事のなかで、ポータブル電源以外の物で、お安く電気設備使用を可能にする方法をご紹介したいと思っております。


では…………。
最後に少しだけ補足をさせてください。

最近では、大地震が発生すると空気で浮く家とかもあるんですよね……。なんか、不思議な感じですよね……。まあ、これが、良いのか悪いのか、よく分かりませんから、オススメするというようなことはいたしません。ですが、一応念の為に、こういったものもあるということも、お知らせしておこうと思いました。


説明が、とても長くなってしまい、誠に申し訳ありませんでした。こんなに長い文章を読んでくださって、ありがとうございました。

個人の体験談と、被災地の全貌が、同じ方向を向くとは限らないということを、今後、考慮に入れ、慎重になっていただけたら嬉しく思います。この記事は、テント編でしたが、他にも違和感を持った被災者の皆様のご意見等があります。それは、また、別の記事で説明させていただきますね……。
それでは (^.^)/~~~

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2025/06/11

2025/06/08

2025/06/04

2025/05/24

記事の追記と修正を行う理由

私の記事は、一部を除けば文章が長い傾向にあるため、読者の皆様を心理的に疲れさせてしまっているのではないかと不安を感じ、その結果、記事の内容を省いてしまうことがあります。ですが、やはり重要なことなので、省かずに書いたほうが良いのではないかと思い直し、追記することがあります。
また、病気の症状により脳全体の機能低下が生じており、文章作成が困難な状態にあります。そのため、読みづらく分かりづらい文章が多いと思われます。そういった文章の修正に日々努めており、頻繁に記事を修正することがあります。
ただ、文章を修正しただけでは、こちらのお知らせで、お知らせすることはありません。再読いただくのは心苦しいからです。追記があった場合のみ、お知らせいたします。