このブログの全体像について……

災害への備えと聞いて、まず思い浮かべるものは何でしょうか?【備蓄】を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
しかし、いくら備蓄があっても、備蓄が役に立つのは、生き残ることができた方に限定されます。生き残ることができなかった場合、備蓄は全く意味をなくしてしまうのです。あなたと、あなたの大切な人を守るために【生き残る術】のことも、一緒に学びませんか?

また、防災のことだけではなく、日々の生活に役立つ情報もお伝えしていきます。

ぜひ下のボタンから目次や追記や修正があった記事のお知らせをご確認ください。

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火災による死亡の原因の8割は煙
この煙への対策について


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火災発生の可能性を減少させる方法や、消火活動のことについては、他の記事で説明させていただきますが、今回、この記事では、火災による死亡原因 第一位である、煙の問題への対策について、ご説明いたします。

多くの人は、火災での死亡原因は、焼け死ぬからだと思っていますが、それは正しい理解ではありません。
建物の火災による死亡者の8割は、煙に含まれる有毒ガスの影響によって窒息したことが原因で亡くなっています。想像に反して、発炎後10分も経たないうちに、致死量に達する有毒ガスが発生してしまうのです。実は、炎で焼け死ぬということは、ほとんどないのです。

ただ、この8割という数字は、震災時のデーターではありません。とは言え、震災時であっても、煙に含まれる有毒ガスの影響によって窒息死してしまう可能性は高いでしょう。

ですから、煙を吸い込まないようにする対策は、非常に重要なのですが、何故か、かなり危険な対策法を、おススメしておられる防災のプロの方々が多数いらっしゃいます。「火災時は、【防煙フード】(or ゴミ用のポリ袋)を被ると良い」といったようなことを、皆様仰っていました。
これに関して、多数の問題を感じています。

私が危惧している【防煙フード】の問題点は、【防煙フード】に関する様々な種類のテストを行われた方も危惧しておられます。断定的になることは、決して良いことではありませんから、断定的に考えているわけではありませんが、やはり、テストの結果は、そうなったか! と感じております。

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氷が浮いた水の中 30分ぐらいで死亡
冷水の中で生存の可能性を上げる服


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冷たい水が人体に与える影響

まずはじめに、冷たい水が人体へ及ぼす影響についてお伝えします。以下のお話は、あくまで平均的な目安であり、体質・体調・状況によっても結果が異なることをご留意ください。ですが、以下のようなデータがあることを知っておくことで、冷たい水への対策は非常に重要なのだと知ることができると思います。

  • 氷が浮いているような、非常に冷たい水の中にいた場合:
    平均して約30分程度で命を落とすそうです。
  • 水温5℃程度の水の中にいた場合:
    1時間弱で命を落とす可能性があります。
    1時間もたないケースが多いそうです。

衣類の種類による生存時間の変化

着用している服の種類によって、生存時間がわずかに延びたり、あるいは大幅に延びたりすることがあります。生存時間が延びれば、救助隊員に発見されるまで、なんとか生き延びられる可能性が高まりますよね。

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水害発生時にライフジャケットより
良いかもしれない あるグッズ


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災害時、ふつうの浮き具では命を守れない!
過酷な災害現場で突きつけられる「7つの落とし穴」

  • 気体で膨らませるタイプの浮き具は、瓦礫の多い災害時には、
    残念ながら、無力になる恐れがあります。
  • 流れてくる瓦礫は、鋭い凶器ですよね。身体を守るための
    「防御力」も意識してみてください。
  • 浮けばいいわけでもないんです。背面の浮力のほうが多いと、
    呼吸ができなくなる可能性が高いんです。
  • 冷たい水は、1時間足らずで命を奪います。「低体温症」への対策も行いましょう。
  • 人はパニックになると、普段通りには動けません。だからこそ、直感的に着られるシンプルさが大切です。
  • 生死を分けるのは、わずか1秒の差。装着に時間がかかるものは、避けたほうが賢明かもしれません。
  • 逃げ遅れは致命的になります。動きやすさを大切にして、
    動きにくい嵩張るものは選ばないようにしましょう。

いきなりこのように言われても、具体的に災害現場で何が起こるのか、どう対策を立てればいいのか、すぐにはイメージしづらいですよね。ですから、生じる可能性のあるリスクと、その具体的な回避策について、この記事で、一つずつ説明していこうと思っております。

とはいえ、まずは先に、こちらの2本の動画をご覧ください。

『で、結局どういった対策が必要なの?』という本題に入る前に、まずは、この動画を見て私が感じたポイントを少しだけお話しさせてくださいね。
実は、ライフジャケットの性能だけではなく、私たちの「心理」や「知識」が命を左右してしまう側面があると思うんです。まずは、そのあたりを、一緒に整理してみませんか。

映像を見て痛感したのは、ライフジャケットを使いこなすには「正しい知識」が欠かせないということです。
映像内で登場したプールのような流れのない静かな水の中であるのならば、使い方が少し間違っていても、むせ込む程度で済むのかもしれません。ですが、災害時の激しい濁流となると、状況は、かなり変わってきますよね。正しく装着できていないと、本来の機能が十分に発揮されずに、思わぬ事態を招いてしまう可能性も否定できません。
にもかかわらず、正しい使い方を完璧に把握している方って、そう多くはないというのが現実なんです。

それに、大規模な災害という極限の状況下では、人は誰しも冷静さを失ってしまうものですよね。特に、津波到達の想定時間が数分という猶予のない地域にいる場合、冷静な判断を維持することは、生理的な反応として困難だと言わざるを得ないでしょう。そんな切迫した状況のなかで「浮力体の位置を微調整する」といった緻密な動作を強いるのは、非常に酷なことなのかもしれません。
だからこそ、特別な知識がなくても「直感的に正しく着られる」というシンプルな構造が、命を守る道具選びにおいて、欠かすことのできない重要な要素なのだと考えています。

とはいえ、平時のレジャーでの落水という状況であれば、統計上の生存率は、ライフジャケットを着用していた方のほうが高いんですよね。だからこそ、多くの方が、その必要性を説いているのでしょう。
ですから、彼らの主張を完全に否定するつもりはありません。ですが、ライフジャケットがあれば安心、というわけでもないんです。実は、次に挙げるような物理的な限界や不慮の事態によって、命を守りきれなかったケースも少なくはないのです。

  • 岩場などに落下し、身体(頭など)を強く打ってしまった。
  • 強い波や濁流によって、岩やコンクリートの壁に叩きつけられてしまった。
  • ライフジャケットのサイズが合っていなかった。
  • 落水時の衝撃や水の冷たさで、ショック症状(心臓麻痺など)を起こしてしまった。
  • 浮いてはいても、冷たい水に体温を奪われ、低体温症に陥った。

など……

こうした事実から、ただ浮いていられればいいというわけではないことが分かりますよね。
平時であっても、例に挙げたような物理的な衝撃を受けてしまう危険は常に潜んでいますが、災害時という極限の環境においては、そうした危険性が桁違いに跳ね上がってしまうことでしょう。
単に浮くだけでは、衝撃から身体を守ることも、低体温症を防ぐこともできません。浮力に加えて、衝撃から身体を保護する「防御力」や、体温低下を最小限に抑える「断熱性」も、厳しい環境を生き抜くためには、欠かせない要素になってくるんですよね。

おすすめの製品である【ガードベスト】や【MORGEN SKY 救命胴衣 L002】の説明をする前に、ひとつ記事を紹介させてください。
低体温症の対策について知りたい方は、のちほど【氷が浮いた水の中 30分ぐらいで死亡 冷水の中で生存の可能性を上げる服】という記事も読んでみてくださいね。この記事の最後に、リンクボタンを置いておきますので……。

さて、ここからは災害時に生じるかもしれない問題や、おすすめの製品の特性について、お話ししていきたいと思っています。

紹介したい製品は2つありますが、まずは動画で、その姿を確認されたであろうガードベストからお話ししますね。視覚的な情報があるほうが、理解の助けになると判断したからです。
このガードベストは本来、衝撃から身体を守るための緩衝装備です。ですが、一定の浮力を備えているため、水害時にも役立つ可能性があると考えています。
というのも、ガードベストで採用されているクロロプレンゴム(CR、ネオプレンゴム)は、衝撃を和らげるだけではなく、ライフジャケットの主原料としても選ばれるほど浮力に富んだ素材だからなんです。ある意味で、浮くのは自然なことだとも言えますね。
とはいえ、水害対策を本来の目的として設計されたものではありませんから、過信は禁物なのです。それでも、過酷な状況下において、活用できる場面があるのではないかと考えているんです。

このガードベストの良いところは、特別な知識がほぼ必要ないことです。

また、装着に手間や時間がかからない点も、大きなメリットですよね。
災害現場では「1秒の遅れ」が命取りになりかねませんから……。
自動膨張式のライフジャケットは、難しくて装着に時間がかかってしまうことが少なくないですが、ガードベストは直感的にサッと着られるところがいいですね。

それから、衝撃に対する強さも見逃せないポイントです。
瓦礫(がれき)が流れてくるような過酷な環境下では、「自動膨張式などの気体で膨らませるタイプのライフジャケットだと、破損して浮力を失ってしまう可能性があります。」ですが、緩衝材そのものに浮力があるガードベストであれば、そうしたリスクをぐっと抑えることができるでしょう。
また、保護できるのは身体の一部だけではありますが、衝撃から身を守る盾になってくれるんですよね。
ただ、守れる範囲が、胸やお腹周りに限られてしまっているところが、非常に大きな問題ではあるんですが……。
ですから、お尻周りをカバーできる【ネクサス ヒップガード リミテッドプロ】という製品を組み合わせてみるのはいかがでしょうか。ほんの少しの差かもしれませんが、守れる面積を広げることができるでしょう。
なお、頭や足の裏・手・膝などの守り方については、別の記事で詳しくお話ししますね。
どんな製品にも、必ずと言っていいほど一長一短があり、完璧な対策を見つけるのは難しいものです。ですが、色々なアイテムを組み合わせることによって、リスクを少しずつ減らしていくことができるのかもしれませんね。

また、自動膨張式などの製品は、膨らむまでに「時間差」が生じたり、「トラブル」で十分に膨らまなかったりする可能性があります。加えて、波しぶきなどが原因で意図せずに膨張してしまう「誤膨張」のリスクだってあるのです。
ですが、ガードベストであれば、そういった問題を心配する必要がありませんよね。

さらに、もうひとつの利点は「浮力の位置」です。胸のあたりに浮力があるので、顔を水面に出しやすく、呼吸を確保しやすいんですよね。
背中側に浮力が集中している状態では、呼吸を確保することが難しくなるのですが、その理由については、この記事の最後のほうで解説しますので、後で、ぜひチェックしてみてくださいね。

さて、ここまでは、浮き具類の特性に関する お話をしてきたのですが、水に浸かる前の避難の瞬間についても、ぜひ一緒に考えてみてほしいのです。

少し厳しいお話になりますが、「動きやすさ」がどれほど生死を分かつのか、その重みが伝わるエピソードを共有させてくださいね。
過去の震災では、避難の途中でリュックサックを、その場に投げ捨て置き去りにせざるを得なかった被災者の方が大勢いらっしゃいました。
リュックの中には、失えば生存率に直結する食料や水など、避難生活に欠かせない物資が入っていたはずなんです。それらを捨ててでも、ただ一点、速く走ることだけを選ばなければ生き残れないほど、現場は凄まじく過酷な状況だったわけです。一刻を争う極限状態では、わずかな重量や動作の鈍さが、取り返しのつかない致命的な遅れへと繋がってしまうのです。
ですから、リュックの軽量化とあわせて、身に纏う浮力具もまた、動作を妨げないタイトな設計のものを選ぶ工夫が欠かせません。
ガードベストのようなスリムな形状、あるいは、それに準ずるスリムな浮力ベストを選択肢のなかに入れてみてくださいね。
さらに言えば、【ガードベスト】や【MORGEN SKY 救命胴衣 L002】に採用されているクロロプレンゴム(CR、ネオプレンゴム)は、激しい動きが前提であるマリンスポーツ用の救命胴衣(ライフジャケット)などにも多用されるほど、伸縮性に優れた動きやすい素材なんです。そのスリムな形状だけではなく、素材そのものが持つ伸縮性も相まって、有事の際にも機動力を損なわずに済むのかもしれませんね。

こうした機動力や、様々な問題を解消した上で、同時に避けて通れない課題として残るのが、先ほどからお話ししている低体温症のことなんです。

この対策として、服の中を濡らさない「乾燥断熱スーツ(ドライスーツ)」という選択肢があります。そのなかでもクロロプレンゴム(CR、ネオプレンゴム)製のドライスーツであれば、素材自体に緩衝性があるため、全身を衝撃から守ることまでも可能になるのです。
しかし、実は、ここにも「動きやすさ」との兼ね合いという、極めて難解で重い課題が横たわっているんですね。
こうしたスーツなどの上に【ガードジャケット】を重ね着してしまうと、どうしても動きが制限され、逃げ遅れてしまう可能性が高まるらしいんです。
その点、動きやすさを損なわない【ガードベスト】や【MORGEN SKY 救命胴衣 L002】なら、ドライスーツとの相性もばっちりなんですって……。
また、さきほどの【ネクサス ヒップガード リミテッドプロ[GU-101R]】は、動きやすさも意識して作られているので、ドライスーツとガードベストの両方と重ね着したとしても、それほど動きの邪魔にはならないそうなんですよ。
とはいえ、災害発生時にドライスーツを着る時間を確保できるのか?といった現実的な課題もありますよね。これは、非常に重く難しい問題です。

先ほど『クロロプレンゴム(CR、ネオプレンゴム)製のドライスーツであれば、素材自体に緩衝性があるため、全身を衝撃から守ることまでも可能になるのです。』とお伝えしましたが、ここには重要な注意点があるんです。
もし、走って逃げる際の「動きやすさ」を最優先するならば、選択肢はルーズフィット(シェルタイプ)のソックス型ドライスーツになります。ですが、このタイプでクロロプレンゴム製のものは、市場にはほとんど存在しないのが実情なんです。
対して、濁流に飲み込まれた際の防水性、低体温症を防ぐ断熱性、瓦礫などに対する防御力、そして強制的な浮力を優先するならば、ダイビング用のクロロプレンゴム製ドライスーツに軍配が上がります。
避難において「走って逃げる」ための機動力は、確かに無視できない要素ですよね。ですが、現実を直視すれば、走って逃げるだけの時間的な猶予さえ残されていないケースが大半なのでしょう。そうした過酷な状況下では、濁流に飲み込まれ、水中へ放り出された際の安全性をより重く見るべきではないかと、私はそう考えています。
利点が相反する以上、どちらが正解とは断言できません。だからこそ、この選択には慎重な検討が必要ですよね。

すぐ下のボタンをクリックするとシマノのサイトが開かれます。

楽天やAmazonでも購入できます。公式サイトよりお安くなっていることがあるんですよね。
ただ、Amazonを利用する際は、注意していただきたい点があります。ですから、こちらの記事も合わせて確認しておいてくださいね。

ガードベスト以外にも、おすすめの製品はあるんですね。
地理的な環境や家族構成、そして予算といった現実的な条件は、まさに千差万別ですよね。また、製品の長所と短所は常に表裏一体なものです。だからこそ、安易に「これが正解」と断定はしません。今のあなたの暮らしに、どちらがよりしっくりくるか、納得して選べるよう、別の候補についても提示させていただきますね。

MORGEN SKYの救命胴衣「L002」は、ガードベストでも採用されているクロロプレンゴム(CR、通称ネオプレンゴム)を表地に使用した製品です。そのため、ガードベストと同様に、単なる浮力にとどまらず、衝撃を和らげる緩衝性や、体温低下をわずかでも遅らせる断熱性、避難行動を妨げない薄さと動きやすさといった、多面的な性質を備えています。

ただし、あえて気になる点を挙げるならば、その装着の手間でしょう。
こちらの製品は、ファスナーの他にバックルも留める必要があるため、ガードベストよりも装着に若干の手間を要します。一分一秒を争う災害時を思うと、その点は非常に気になりますが、それだけで選択肢から外すのは、もったいないぐらい良い点も備わっているんですね。

その良い点を語る上で、まず触れておきたいのが安全性への考え方です。
この製品、日本の「桜マーク(国交省型式承認)」は付いていないため、小型船舶では使用できませんが、欧州の安全基準「CE認証」をクリアしています。市場には形だけの安価な粗悪品も散見されるなかで、公的な安全基準を満たしている事実は、安心感につながる一つの目安になりますよね。
なかには『桜マーク付きでないと問題がある』と思う方もいることでしょう。ですが、もともとクロロプレンゴム(CR、通称ネオプレンゴム)製のジャケットで、桜マーク付きのものは、極々一部のマリンスポーツ向けにしか存在していません。
桜マークは、船に備え付ける法定備品としての基準を重視しています。その一方で、クロロプレンゴム製は、スポーツ性や機動性を重視した欧州のCE規格に適合しているんですね。クロロプレンゴムは、ゴムであるが故に伸びます。伸びるが故に、「動きやすい」というメリットがあるのですが、日本の厳しい引張強度試験においては、その伸びが構造の不安定さとみなされる傾向があるんです。他にも基準をクリアできない理由はありますが、仮に基準をクリアしようとすれば、長所である「薄さ」を捨てて、非常に厚くて固く重い設計にせざるを得なくなってしまうのです。また、それ以外にもコストがかかりすぎて製品価値が消失してしまうという問題も避けては通れません。「薄くてタイト」「動きやすい」は、クロロプレンゴム製のジャケットの最大の長所ですから、無理に桜マークに拘る必要性はないでしょう。浮力補助具としての性能は、CE認証によって示されていますから、極端に不安に思う必要はありません。
とはいえ、伸びるという特性は、不安定であるというデメリットになりやすいのも事実です。ですが、この製品は、3つのやり方で、そのデメリットを解消しています。
まず、表地はクロロプレンゴムですが、芯地には発泡ポリエチレン(EPE)を採用しています。芯地が この素材であれば、伸び過ぎてしまう心配は ほぼなく、形状は ある程度保持されます。
ここで比較のために触れておきますが、芯地が発泡ポリエチレン(EPE)で、表地がナイロンやポリエステルなどで作られた製品も存在します。しかし、こうしたタイプは表地自体に浮力がないため、必要な浮力を確保しようとすれば、どうしても中の芯地を厚くせざるを得ません。その結果、モコモコと分厚い設計になってしまう傾向があるんですね。
​対して、表地がクロロプレンゴムの場合は、表地そのものにも浮力があるため、その分、芯地を薄く抑えることができます。だからこそ、避難行動を妨げないタイトな設計が可能になるのです。
​ナイロン製などが分厚くなる理由は他にもありますが、ここでは大切な命を守るための話に絞るため、詳細は割愛させていただきますね。
ナイロン製などは、その厚みゆえに前屈や腕を振るなどの動作が制限され、結果として迅速な避難の妨げになってしまう可能性があります。このタイプは桜マークの有無に関わらず分厚くなる性質を持っていますし、実のところ、自動膨張式を除いた固型式の桜マーク付き製品の9割以上が、このナイロン製などのタイプなんですね。そのため、機動力が生死を分ける災害対策においては、必ずしも桜マークの有無に縛られる必要はないでしょう。
実際のところ、芯地が発泡ポリエチレン(EPE)であっても、表地がクロロプレンゴムなら、適度な伸縮性が保たれるため、動きやすさは失われません。単に伸びすぎて不安定になるという問題が解消されるだけです。
「表地 クロロプレン × 芯材 EPE」の組み合わせは、純粋なゴム製の不安定さとナイロン製などの嵩張りを解消した、いいとこ取りのハイブリッドな設計だと言えるでしょう。
さらに、複数のナイロンベルトを通すことで、伸びすぎるという欠点を別の形でカバーしています。
先ほど、本製品の欠点をこうお伝えしました。
『ファスナーの他にバックルも留める必要があるため、ガードベストよりも装着に若干の手間を要します。』
災害時において、ベルトのバックルを留める動作は、時間のロスに直結する要素です。ですが、本来、ベルトを正しく留めるという行為は、極めて重要なんですね。ですから、バックルを留めるという工程は、決して省かないでください。
『それほど時間のロスではない』と思う方もいるでしょう。ある意味その考えは正しいのですが、災害時は他に行うべきことが山積していますし、津波の凄まじい破壊力を考えると、様々な防具を身につけたほうが良く、だからこそ、できる限り一つ一つの作業量は減らしたいものです。そんな極限状況のなかで、サイドという見えづらく締めづらい位置にあるファスナーやバックルを手探りで扱わねばならないのです。サイドファスナーでなければ、さほど問題にはならないでしょう。
とはいえ、サイドにファスナーがあるのは利点でもあるのです。仮に腰のベルトを締めていたとしても、フロントファスナーの場合、激しい水流下では、その勢いでファスナーが押し開かれ、胸や肩が露出して浮力や防御力が不安定になる可能性があります。浮力の位置が崩れれば、顔が水中に沈む可能性だってあるのです。ですが、サイドにファスナーやバックルがある構造なら、万が一ファスナーが開いても、胸や肩がはだけてしまうことはありません。サイドにこれらがあることで、伸びすぎて形状が崩れやすいというクロロプレンゴムの性質が、うまくカバーされているのです。私が、あえて欠点として語った この要素は、実は、本来は利点でもあるのですね。
また、サイズ選びに関してもポイントがあります。ドライスーツとの兼ね合いでサイズは大きくなりますが、余裕がありすぎるのは良くありません。ブカブカにならないよう、少しキツめに感じる程度の方が形状が崩れにくいということを、ぜひ覚えておいてくださいね。

ハード面での特徴に加え、ラインナップの幅広さも見逃せません。
私がずっと気にしていた「子供サイズの欠如」という課題をクリアしているところも大きなポイントなんですよね。お子さんの分まで揃えたいご家庭にとっては、一つの選択肢になるのかもしれません。

さらに、ガードベストに比べて手に取りやすい価格帯なのも、現実的なメリットでしょう。

「装着に要する時間」と、「安全基準・サイズ展開・コスト」といった利点、これらを天秤にかけて、何が最優先の条件なのか、ご自身の地理的な環境や家族構成に照らし合わせて、選んでみてくださいね。

全身という広範囲の防護と生存率を高める低体温症の対策
とはいえ、高い壁となる導入条件と限定的な販売数が問題!

津波や水害の対策用として開発された【救命胴衣 低体温症対策 イマーションスーツ+GPS(GNSS)機能】という製品があります。これは、単に水面に浮くだけの機能にとどまらず、押し寄せる瓦礫の衝撃や、命を脅かす低体温症から身体を守る「全身防護」の思想で作られています。

当然、守れる範囲が胴体付近に限定されている【ガードベスト】や【MORGEN SKY 救命胴衣 L002】と比較すれば、得られる安心感の大きさには明らかな差がありますよね。
ガードベストは本来、釣りでの使用を想定したものですし、MORGEN SKY 救命胴衣 L002は、マリンスポーツを楽しむために作られたライフジャケットです。どちらも津波専用品ではない以上、想定されている防護範囲が違うのは、当然のことです。ですから、これらの製品自体を否定するつもりは毛頭ありません。その辺は、ご理解ください。
ただし、これらをクロロプレンゴム(CR、ネオプレンゴム)製のドライスーツと組み合わせるなら、話は別です。不足していた部位が補われ、全身を寒さや衝撃から守ることが可能になるんですね。

しかし、この全身を保護できるGPS機能付き救命胴衣を誰もが購入できるわけではない、という厳しい現実があります。
公式サイトを確認したところ、『予約購入申込受付開始 第1弾1,000着 受付中』との記載がありました。このことから、販売数が限定されており、誰でも自由に購入できる状態ではないことが分かります。加えて、『システムをご利用になられるには、お住いの自治体において通信設備およびアプリケーションの導入が完了している必要があります。』との記載もありました。このことからも、やはり、誰でも自由に購入できる状態ではないことが分かります。

こうした状況を踏まえると、この製品が広く普及し、誰でも購入できるような状態になるまでは、他の手段で代用せざるを得ないのが現状なのでしょう(普及計画はあるようですが、主に自治体の職員さん向けという側面もあり、今後、一般の方々に、どの程度広まっていくのかについては、私にも予測しにくい部分があります。もちろん、対象が自治体の職員さんだけに限られているわけではないのですが……。)。

【過信は命取りに!津波対策用製品の「物理的な限界」】

非常に優れた製品ではありますが、これがあれば絶対に大丈夫!だと過信しすぎるのは禁物です。
なぜなら、どれほど防御力を高めたとしても、津波がもたらす あらゆる破壊や衝撃から、完璧に身体を守り切ることができるわけではないからです。
この製品の「浮揚性(浮力)・断熱性(保温力)・緩衝性(防御力)」を支えているのは、発泡ポリエチレン(EPE)という素材です。たしかに一定の強度は備わっていますが、限界があることも事実なんです。
ですから、たとえ、この製品を装着していたとしても、まずは全力で安全な場所へ避難することを、何よりも心掛けてくださいね。

津波が持つ破壊力の凄まじさを物語る事例を、ひとつお話しさせてください。
津波の襲来から30分も経たないうちに発生してしまった津波の上の大規模な火災。大量の水が溢れる津波の上で、火災が発生するとは想像しにくいのかもしれませんが、実際には恐ろしい規模の火災が発生してしまいました。その原因の一つが、プロパンガスボンベの破壊です(車両配線のショートなど、他にも複数の原因が確認されています)。安全性を第一に、頑丈に造られているはずのガスボンベですら、津波は引きちぎり、破壊をしてしまいました。それによって、中の可燃性ガスが漏れ出てしまったんです。そこへ猛烈な速さで流されてきた車両や建築物などが激突し、火花が散ってガスに引火してしまったのです。
また、かなり頑丈に造られているはずの何らかの設備ですら、ほぼ破壊し尽くすのが、自然の猛威としての津波です。
これほどの威力を持つ津波や瓦礫が、もし生身の人間に直撃してしまったら、いったいどうなるのでしょうか? 仮に、衝撃吸収に優れた製品(救命胴衣など)を身に着けていたとしても、その衝撃を完璧に無効化することは、不可能に近いでしょう。
これは決して、製品の性能を非難しているわけではありません。津波の物理的な破壊力が、あまりにも過酷であることが根本的な問題なんです。どんな製品であれ、津波に対しては、ほぼ太刀打ちできないのが現実でしょう。
それは【ガードベスト】・【MORGEN SKY 救命胴衣 L002】・【クロロプレンゴム(CR、ネオプレンゴム)製のドライスーツ】であっても同じです。防御力は完璧ではありません。
変な話ですが、それこそファンタジーの世界のように宙にでも浮かない限り、津波の衝撃に完璧に対応するのは、不可能なのかもしれませんね。

とはいえ、宙に浮く方法ではなく、物理的な衝撃から身を守る手段として「津波用シェルター」という選択肢も存在します。しかし、それを購入できるほど、高額な費用を投じることができる金銭力があるのならば、私は、あえて「その資金を、より安全な地域への転居に充てること」を検討していただきたいと、そう願っているのです。

(例外として、企業の経営者など、多くの従業員の命を預かっている立場の方であるのならば、施設内にシェルターを設置するという選択は、非常に意義のある投資になるのかもしれませんけれど……。)

【大規模な地震がもたらす救助リソースの物理的限界】

話のテーマは変わりますが……
この製品にはGPS(GNSS)機能がついているので、津波に流されてしまった方の位置情報が分かります。その情報をもとに救命救助隊が活動できるため、助かる可能性が高まる環境を作れるとのことです。
それって、被災された方々にとって、本当に心強いシステムですよね。
ただ、失礼を承知で申し上げますと、いざという時に「救助にあたる隊員の方々の人数が足りるのか」という点も、どうしても気になってしまうのです。なぜなら、もし隊員の方が不足していれば、救命胴衣のおかげで一時的に命が助かったとしても、肝心の救助が間に合わず、結果として(機能が)意味をなさなくなってしまう恐れがあるからです。

南海トラフ巨大地震を例に挙げると、被害があまりにも「広域」に及ぶため、津波に巻き込まれてしまう方の数は、私たちの想像を絶する規模になります。しかも、津波到達まで「わずか数分」と想定されている地域も多く、これほど短い時間で全員が高所へ逃げ切ることは、ほぼ不可能に近いでしょう。
だからこそ、甚大な被害は、可能性ではなく、避けがたい危機として目の前にあるのです。あくまで最悪の場合ですが、「何十万人」という、にわかには信じがたいほど多くの方が流されてしまう可能性もないわけではありません。
こうした状況を考えると、救助にあたる隊員の方々の人数も、かなり必要になります。ですが、果たして、それだけの人数をしっかりと確保できるのでしょうか。
もし、現在の1,000着という限定的な販売数のまま、それほど数を増やさないのであれば、隊員の人数の確保は比較的可能なのかもしれません。 ですが、それでは、極わずかな人しか救えないという問題が残ります。ですから、今後、販売数を大幅に増やしていくのであれば、それに伴い隊員の人数の増加も、必要不可欠な条件となってくるでしょう。
もちろん、必要な人数を確保するために、何らかの対策は講じられているはずです。おそらく、何も手を打っていないということはないでしょう(もっとも、自衛隊や消防隊の方々に頼るのであれば、人数確保に関しては、製品の生産者側の力では、どうにもならない面もありますけれど……)。ですが、地震の規模があまりにも大きすぎるために、その規模に見合う人数を用意するのは、現実的に不可能だと思ってしまうんですよね。

また、救命救助隊員の人数確保については、他にも不安に感じることがあります。

被害想定エリアが東京から九州までと広域にわたるため、被災地外からの救援は、必然的に遠方からの派遣となるケースが多くなるはずです。一刻を争う事態のなか、移動に時間を取られて、救助の初動が遅れてしまう可能性も否定できないでしょう。
一方、近隣や被害想定エリア内で隊員を募るほうが迅速なのかもしれませんが、その場合は隊員の方々も被災者となってしまうでしょう。お怪我をされたり、身の回りに様々な困難が生じたりして、救助活動そのものが難しくなってしまう可能性もあります。頼みの綱である隊員の方々の人数が、発災直後に減ってしまう可能性も考えられるのではないでしょうか。
このように、被災地外からの派遣であれ、被災地内からの確保であれ、いずれのケースにおいても、大きなリスクを伴うことは、認識しておく必要があると思っています。

さらに、このような問題も発生する可能性があります。

ある動画の説明によると、救助活動は船で行われるそうです。
津波に流された方々が同じ場所に固まっていれば、救助活動も非効率にならずにすむのかもしれません。しかし、もし一人ひとりがバラバラの場所に漂流してしまったら、たった一人の救助のために、船一隻が必要になる可能性があります。
そうなると、隊員の人数だけではなく、船の数も相当な数が必要になりますよね。ですが、果たして、十分な数を確保できるのでしょうか?
GPS機能付きであることは非常に素晴らしいことなのですが、やはり、想定される地震の規模が、あまりにもデカ過ぎるために、それに見合う数(隊員数・船の隻数・販売数)を準備することは、非常に難しいのではないかと思ってしまうのです。
これは生産者の方のせいではなく、仕方がないことではあるのですが、救われる命が一部に限られてしまうのではないか?といった点に、なんとも言葉にならない複雑な思いを感じずにはいられません。

【救助活動中に立ちはだかる いくつかの現実】

もし仮に、救命救助隊の方々の人数や船の数を十分に確保できたとしても、別の問題が発生する可能性があります。

過去の津波火災では、積み重なった 瓦礫(がれき)が道路をふさぎ、消防隊の皆さんが現場に たどり着けなかったり、危険な状況のため一時避難を余儀なくされたり、といった困難な状況が、いくつも発生したそうなんです。その結果、消火活動が満足にできなかった事例が多々あったそうなんですね。
こうした過去の例を思うと、消火活動に限らず、流されてしまった方々の救助活動も、同じように難航する可能性は十分にありますよね。

また、非常に心苦しい話ではありますが、救助に向かう途中で遭遇する【GPS機能付きの救命胴衣を装着していない被災者の方々】と、どう向き合っていくのかという課題もあります。目の前で助けを求めている人を、決して見捨てることなんてできませんよね。
震災時には、救急隊員(救急車)の方々が依頼者のもとへ向かう途中で、他の被災者の方からも助けを求められ、目的地になかなか辿り着けなかった……という壮絶な葛藤(トリアージのような葛藤)が生じたそうです。
これと同じような問題が、海の上でも発生する可能性がありますよね。

今後、救助にヘリコプターが使われるのかどうかは分かりませんが、仮に空から救助を行うとしても、機数には限りがあるでしょう。先ほどお話ししたような理由で行く手を阻まれないように、海の上の障害物を避けて、空から救助を行えるように対処したとしても、機数には限りがありますから、救助活動そのものに限界が生じてしまう可能性も否定できませんよね。
私は、どうしても、そんな風に感じてしまうんです。

【結果的に……】

どんなに優れた性能の製品があったとしても、大地震は、その性能を台無しにしてしまうほどの過酷さを人々に押し付けてきます。このような状況に対し、私たちは、どのように対処するべきなのでしょうか?

GPS機能付き救命胴衣を装着していても、状況によっては隊員の方々に助けてもらえない可能性もなくはないでしょう。だからこそ、自力で、ある程度対処できる余地を残しておきたいところではあります。
というのも、津波から奇跡的に生還された方々の事例を見ると、その多くに共通しているのが「必死で何かにしがみついていた」という点だからです。
こうしたことを考慮すると、単に楽に手足を動かすことができるかどうかだけではなく、力を振り絞って手足を動かすことができるかどうかといった点も、かなり重要であると考えてしまいます。
GPS機能付き救命胴衣を装着することによって、手足の動きが妨げられてしまわないかといった点も、やはり少し気になってしまいますね。
ある動画によると、装着した状態でも、歩くことに問題はないそうです。ただ、「問題なく歩ける」ことと「全力で走れる」ことは同義ではありません。ですから、この点については、少しばかり気になってしまうのです。
全力でしがみついたり、走ることができないと決めつけているわけではありません。ただ、結果が、どのような状態になるのかが、分からないだけなのです。分からないことで、慎重に考えてしまうのですね。

また、必死で走って避難をする際、割れたガラスや長い釘など、様々な物が足の裏に刺さっても耐えられるほどの強度が、救命胴衣の足底の部分にあるのか?といったところも気になってしまいます。
というのも、過去の災害では、足を負傷したことが原因で動けなくなり、逃げ遅れ、命を落としてしまった方が大勢いらっしゃるからです。
製品の素材から推測すると、おそらく、その強度を足底の部分に期待するのは難しいのではないかと思ってしまいます。
かといって、防御力を高めようとして重くなりすぎてしまうと、浮力を上回る重力がかかり、身体が浮かなくなってしまう恐れがあります。そのため、全身の周りを頑丈にガチガチに固めすぎてしまうのは、安全面で別のリスクを招き、あまり現実的ではないと思われます。
それならば、せめて足の裏といった一部の部位だけでも強化できないだろうかと、つい、そう考えてしまうのです。
命に関わることであるが故に、つい細かいことまで考えてしまって、大変申し訳ありませんでした。

【製品の利点であるはずの特性によって生じるジレンマ】

断熱性に優れた素材で全身を覆うタイプの救命胴衣で気になるのが、夏場の「熱中症」のリスクです。毎年、薄着の状態であっても熱中症で命を落とす方がいらっしゃるぐらいですから、これは決して無視できない問題ですよね。
全身を覆わない、上半身だけをガードするGPS機能付き救命胴衣 (リンク)といったタイプの製品も存在します。こちらであれば、熱中症を回避できそうですが、瓦礫などの衝撃から身を守れる範囲が限られてしまいます。
結果として、衝撃から守るために、熱中症のリスクを受け入れるか、熱中症を回避するために、衝撃のリスクを受け入れるか、といったジレンマが発生しそうです。
本音を言えば、どちらも選択したくはありません。できれば、この両方のリスクを回避したいというのが、多くの方の本音ではないでしょうか。

また、津波が発生した後は、大規模な火災が発生しやすくなるため、たとえ冬場であっても、火災の熱による深刻な暑さの問題が発生する可能性があります。その場合には、救命胴衣の高い断熱性が、かえって問題を引き起こす可能性もあるでしょう。

そういった状況から、暑さに耐えかねて救命胴衣を脱いでしまえば、浮力も防御力も失ってしまうことになります。
そのため、上半身だけをガードするGPS機能付き救命胴衣にすれば、浮力を確保しつつも暑さを回避できるため、マシな環境になると思いたいところなんですが、その後、沖に流されてしまったら、今度は「低体温症」に命を脅かされてしまう可能性があるわけです。暑いと思ったら寒い、寒いと思ったら暑い。このように状況が一定しなくなる可能性があるんですね。
何が問題かと言いますと、津波襲来後、わずか30分も経たないうちに大火災が発生してしまった実例があるうえに、津波は一度で終わらずに、繰り返し発生する特性があります。そのため、暑さや寒さの状態が頻繁に変化し、「何を優先すべきなのか」判断が難しくなってしまう可能性があるでしょう。
また、大火災発生中、水上と水中の寒暖差が極端に激しくなることが予想されます。暑さと寒さが同時に襲いかかってくるため、何にどう対応すべきか、優先順位を見失ってしまうのかもしれませんね。

そして、もしGPS機能付き救命胴衣に火が燃え移るような事態になれば、残酷な結果を招いてしまうため、防炎加工が必要となる可能性があります。
ただ、防炎加工を施したとしても、全く燃えなくなるわけではありませんから、ある程度改善されるだけで、実質的な効果は、ほぼ期待できないのかもしれませんね。

GPS機能付き救命胴衣ですが、使用されている複数の素材特性から考えると、熱に対しては脆弱だと言わざるを得ません。
表地や芯地の発泡ポリエチレン(EPE)は、熱によって容易に溶け出す性質を持っています。大規模な火災では、強い風に煽られた火の粉が、驚くほど遠くから飛んでくることも珍しくありません。もし、その熱で素材が溶ければ、肌に直接張り付いて、深刻な火傷を引き起こす可能性があるでしょう。これは決して楽観視できない問題なんですよね。どうすればいいのでしょうか?

一方で、【ガードベスト】や【MORGEN SKY 救命胴衣 L002】の場合、素材の構成を見る限り、熱に対しては一定の耐性を備えていそうです。
これらの主素材であるクロロプレンゴムには、電気設備や火気を扱う機器の部品にも採用されるほど、難燃性や自己消火性に優れた特性があります。
とはいえ、これらも決して、安全な不燃性製品というわけではありません。物理的な限界は必ず存在しますから、もし選ばれる際も、その性能を過信せずに正しく扱うようにしてくださいね。

これ以外にも、GPS機能付き救命胴衣に関して、物理的な問題点が2つ思い浮かびます。ですが、これ以上書き進めると、内容が冗長になり、読者の皆様を疲れさせてしまう可能性があります。ですから、このお話は一旦ここまでにしたいと思います。

物事には必ず良い面と悪い面が表裏一体で存在し、メリットしか存在しない選択肢は、ほぼ存在しないと考えた方が現実的でしょう。安易に「良い」「悪い」と単純に判断するのではなく、多角的に捉えることが大切だと思います。
そのため、もし運良く この製品を手に入れることができたとしても、『自分は大丈夫だ』と過信をせず、必死で安全な高所へ逃げていただきたいと、そう強く願っております。

とはいえ、一斉に高所に避難をすることで「群衆雪崩」が起きるのではないかといった懸念もあります。実際に、群衆雪崩によって尊い命が失われた実例もあるからです。
ただ、私が懸念している事柄を全て書き連ねてしまうと、お伝えする内容が多岐にわたり、論点がぼやけてしまううえに、かなりの情報量になることで、読む方を疲れさせてしまう可能性があります。ですので、これに関しても、今回は、このあたりで控えておこうと思います。

防水等級(防水性能)だけでは判断不可能
電気製品の「津波・水害への耐性」について!

サイト内の説明をご覧になるとお分かりいただけるかと思いますが、この製品はスマートトラッカーに対応しているようです。これをライフジャケットに装着することで、端末から着用者の位置を特定できる仕組みになっているそうです。GPS機能に似た、とても便利な機能ですよね。
そして、このスマートトラッカーの防水等級は、「IP68」と記載されています。右側の「8」という数字が、防水性能のレベル(防水等級)を示しているんですね。
この数字を見れば、防水性能のレベルが、ある程度把握できます。ですが、津波対策用の製品として考える場合、この防水等級の数字だけで安全性をチェックするのは、少し注意が必要なんです。なぜなら、防水等級のテストというのは、基本的に「常温の水道水」で行われるものだからです。
そのため、以下のリストにあるような「常温の水道水」とは成分や状態が異なる水分に対して、同じレベルの防水性能が発揮されるとは限らないのです。

  • 塩分を多く含む海水
  • 泥や化学物質やバクテリアなど様々な物質が含まれている川
  • 入浴剤や洗剤や石鹸が溶けている水やお湯
  • 酸やアルカリが含まれている液体
  • 塩素濃度が高いプール
  • 高温のお湯や温泉

など、様々な液体が考えられるんですね。

一例を挙げますと、海水のように塩が溶けた水は、ただの真水よりも電気製品のショートを引き起こしやすくしてしまいます。また、電気製品の防水性能・防塵性能を高めているパッキン部分を、塩水が劣化させてしまうことがあり、防水性や密閉性が失われる可能性があります。(他にも様々な現象が発生する可能性がありますが、文章が長くなるため、ここでは割愛させていただきます。)
ですから、防水等級の数字が高いからといって、どのような状況でも安全性が保証されるわけではない……という点は、ぜひ知っていただきたいポイントなんですね。

また、水の中の成分や状態以外の点にも、注意が必要でしょう。
それは、津波や水害によって発生する「強い水圧」や「激しい水流」に関わる問題のことなんです。
機器の防水性能を示すIPX8(防水等級8)のテストは、水の流れがない「静水」の中で実施されます。そのため、津波や水害時の「水圧」や「水流」に耐えられるかどうかは、IPX8という等級とは全く別の問題なんですね。必ずしも耐えられるとは限らず、同じIPX8の製品であっても、製品ごとで、それぞれ強度が異なることが多いのです。

そして、IPX8のテスト内容は、実は、各メーカー独自の基準に委ねられています。ですから、「IPX7(防水等級7)より厳しいテスト内容」という定義以外、具体的なテスト内容が統一されていないのです。一方、IPX7のテスト内容は、「水面下15cm~1mに30分間つける」と、国際電気標準会議(IEC)によって明確に定められているのです。
そのため、同じIPX8の製品であっても、水没に対する耐性レベルは、製品ごとで異なってしまうことが多いんですね。具体的には、耐えられる水深や水没時間が、製品によって違うことが多い、というわけなんです。

また、防水等級を解説しているサイトでは、よく次のような説明を目にします。

  • IPX7:短時間の水没に耐性がある。
  • IPX8:長時間の水没に耐性がある。

正直に申し上げて、この説明はあまりに大雑把すぎます。
先ほどお伝えした通り、IPX8は「IPX7(水深1mに30分)よりも少しでも厳しい条件」でテストをクリアしていれば、その名を冠して販売できてしまうからです。つまり、必ずしも私たちがイメージするような長時間の水没に耐えられる保証があるわけではないのです。
また、IPX8の中身は、メーカーが決めた試験内容によって驚くほどバラバラです。

  • A社の製品: 「水深2mで60分」に耐えられる設計
  • B社の製品: 「水深1.5mで30分」が限界の設計

このように、同じ「IPX8」というラベルが貼られていても、その設計限界には大きな差があるのが現実なんです。だからこそ、スペック表の「IPX8」という文字だけを見て安心してしまうのは、非常に危険だと言わざるを得ません。

「水の成分や状態、水圧や水流、水深や水没時間」の問題だけではありません。瓦礫などの漂流物にぶつかって衝撃が加わった場合にも、防水性が損なわれてしまう可能性があるでしょう。

衝撃や塩水などの様々な要因によって、万が一ショートを起こして発熱や破裂(爆発)が生じた場合には、着用している人が大火傷するでは済まない事態も考えられます。

とはいえ、水害対策(津波は除く)であれば、IPX8といった高い防水等級を持つ電気製品を選び、さらに防水ケース(ドライバッグ)などに入れて「二重の防御」をすることによって、ある程度問題が解消されます。そうすることによって、電気製品の生存率が格段に高くなることでしょう。防水ケース(ドライバッグ)類には、次のような効果が期待できます。瓦礫などの衝突防止・水流の遮断・泥や化学物質などの付着防止、などです。
ただし、あまりにも強い衝撃が加わった場合には、残念ながら故障する可能性があることは、あらかじめご理解ください。

また、防水ケースやポーチ類には、劣悪品もあるため、信頼性の高いメーカーの製品を選ぶようにしましょう。

さらに、もう一点お伝えしておかなければならないことがあります。
たとえ最高水準の「IPX8」を謳っている防水ケースやポーチ類であっても、スペック的に「完全防水」を保証しているとは限らないという点についてです。
先ほども触れた通り、IPX8の基準は、メーカーごとに異なります。そのため、製品ごとで耐えられるスペックがバラバラなんですね。そして、その個別の設計限界を超えた長時間の使用になれば、当然、浸水を許してしまうことでしょう。
さらに、使用中の摩耗や劣化、あるいは極端な水圧が加わった場合には、どれほど優れたアイテムであっても浸水を許してしまう可能性があります。
こうしたアイテムは、あくまで浸水までの「時間」を稼ぎ、機器の生存率を少しでも高めるための道具に過ぎません。IPX8だから安心と過信をせずに、常に限界があることを忘れないでくださいね。

津波のお話に戻しますね……。
津波用の製品なら、こうした塩害や衝撃などへの対策は、当然講じられていると思いたいところなのですが、Webサイトの説明を見ていると『そこまで想定しているのかな?』と、つい慎重になってしまうんですね。
これまでの経験上、製品を開発・販売している側が、必ずしも幅広い分野の知識を網羅しているとは限らない……というのが、正直な実感としてあるのです。
もちろん、塩水や衝撃などへの対策が行われていないと決めつけているわけではありません。対策が行われているのだと信じたいところではあります。
ですが、もし対策されているのなら、ぜひ、そこを詳しくサイトで説明していただきたいと、そう思っているのです。
命を守るための道具ですから、あえて細かすぎることを言わせていただきました。失礼な物言いになってしまっていたら、大変申し訳ありませんでした。

もう一度GPS機能付き救命胴衣について触れてみます

実はGPS機能についても不安があるんです。
上で散々、高性能だという前提でお話した【救命胴衣 低体温症対策 イマーションスーツ+GPS(GNSS)機能】という製品の話に戻るのですが、実はこれ、IPX8なのかどうかすら分からず防水性能が不明なんですね。さらに、塩水に関する対策を行っているのかどうかも、正直なところ分かりません。
公式サイト内で防水等級に関する情報が見当たらなかったため、『おそらく問題ないだろう』と判断してしまったのですが、対策がされていない可能性もないわけではありません。
もし、『防水性のある布で覆っているから、GPSは水から守られ問題がない』という判断で製品を製造してしまっているのだとしたら、非常に大きな問題があることになりますね。布は破けてしまう可能性がありますから……。
ただ、さすがに、そこまで安易な判断はしていないだろうと、思ってはおりますが……。

本来であれば、自費で全ての製品を購入して破壊検査のような実験を行い、その結果を皆様に共有したいところではありますが……。しかし、現状では資金的にそこまでの大規模な検証が叶わないのが心苦しい限りです。

確実な検証データがない以上、私にできるのは、「メーカーの言葉を鵜呑みにせずに、最悪の事態を想定して警鐘を鳴らし続けること」だけです。

一般的な津波対策用の救命胴衣に関する懸念点と代替案

市販されている津波対策用の多くは、全身を覆うのではなく、上半身周辺だけをカバーするタイプが主流なんですね。そのため、面積が小さく、激しい瓦礫の衝撃から、どこまで身を守れるのかという点に不安が残るんです。
また、面積が小さいことで、低体温症への対策に関しては、ほぼ効果がないでしょう。

全身を覆うタイプの救命胴衣を見つけたのですが、それは津波用ではないため、浮力の確保と低体温症の対策に効果が限定されてしまっています。残念ながら、瓦礫などに対する防御力は備えていないようです。
もう一点気になるのは、その形状です。分厚いうえに、手足の先の部分がもったりとしていて、動きづらそうに見えるんですよね。特に手の先は、GPS機能付き救命胴衣よりも、さらに動きにくい作りになっているように見えます。何かを掴むことができないうえに、動きづらいのは、これまでもお話ししてきた通り、避難時や救助活動において、大きな問題となるでしょう。

それに対して、低体温症の対策となるドライスーツは、グローブや足先のタイプを選択できます。そのため、動きやすさに関しては、全身を覆うタイプの救命胴衣よりは、かなりマシであると考えられます。
しかしながら、浮力と防御力がないのがネックです。
とはいえ、浮力がある製品と防御力がある製品とを組み合わせて併用すれば、かなりマシな状態を作り出せるのかもしれません。他の製品と併用したとしても、手足の部分は自由に動かせるように調節できますから、先ほど、ご説明した手の先がもったりとした製品よりは、良い選択肢なのかもしれませんね。
とはいえ、この方法が完璧だとは思いませんが……(完璧なものなんて、ありませんしね……。)。

ドライスーツと浮力アイテムを併用する場合、【ガードベスト】や【MORGEN SKY 救命胴衣 L002】などの上に、さらに【別の小型な浮力体】を組み合わせてみてください。そうすることで、先ほどお話した全身を覆うタイプの救命胴衣よりも全体がタイトにまとまり、動きやすさを失わずに済むのかもしれません。

なぜ、あえて小型の浮力体を同時に装着する必要があるのか。その具体的な理由や製品例、装着方法については、いずれ改めて詳しく追記させていただきますね。

ドライスーツと防御力のあるものと併用される際の注意点ですが、水上用の防災頭巾は、ほぼ効力がないという点を、ぜひ頭に入れておいてくださいね。陸上用の防災頭巾についても、同様に効力がありません。あれは、技術力が未熟だった戦時中に考案され使われ始めたものなのですが、効力がないと分かった現代においても、慣習でそのまま使われ続けていることが、不思議でならないのです。
また、折り畳み式のヘルメットは、強度が弱いため、万が一の際に、大きな怪我につながってしまう可能性があります(実例があります)。
ですから、ヘルメットを選ぶ際は、「軽量でありながら、十分に強度が高いもの」を選んでくださいね。
すでにお伝えしたことではありますが、頭や足の裏・手・膝などの防御方法については、別の記事に書かせていただきます。

浮力付きリュックサックの危険性

浮力がついたリュックサック型の製品も存在しますが、これは論理的に考えてアウトだと判断いたしました。リュックサックは背中側に背負うものです。背中側が浮力によって上に引っ張られる形になると、顔は下向きになり、水中に沈んでしまいます。
流れのない静かな水の中であれば、自力で体勢を整えることはできるのかもしれませんが、激しい水流がある場合、人間の力なんて無力です。その結果、顔が水中に沈んだままの状態になり、呼吸ができなくなってしまうでしょう。
このような懸念から調べてみたところ、やはり、そうなるらしいんですよ。
自衛隊の方々は、流れのない静かな水の中で浮く必要がある場合(災害時ではない)、リュックサックをお腹側にかけるそうです。背中側に背負うと、先程、私が、説明したような危険な状態になってしまうのだとか。

では、『お腹側にかければ良い』という話にもなりそうですが、災害時は避難のために素速く走る必要があり、お腹側にかけていると邪魔になってしまいます。
また、上から物が落下してくる可能性など、様々な事態が想定され、リュックサックを背中側やお腹側に掛け直している間に時間を浪費して、逃げ遅れてしまう可能性があるでしょう。
ですから、最初から、そのような手間をかけずに済むアイテムのほうが、私は望ましいと考えています。

なぜ、ある企業が浮力付きのリュックサックを開発してしまったのか、不思議に思えてなりません。論理的に考えれば、かえってマイナスになることが分かりそうなものですが……。
実際に使用実験などは行われなかったのでしょうか?

ただ、胸や腰部にベルトが付いているリュックサックの中には、ベルト部分に浮力体があり、その浮力によって顔が水中で下向きにならないように設計されている製品も存在します。こうしたタイプの製品であれば、問題なく使用できるのかもしれませんが、リュックサックを背負っている時以外は、浮力が得られない状態になってしまいますから、身体に沿う形で常に装着できるアイテムも併せて用意しておいたほうが良いのではないかと思われます。

ベルト付きリュックサックとガードベストなどを同時に併用するという方法も、有効なのかもしれませんね。これらを二つ組み合わせることで、二重に浮力が働くことになりますし、同時に荷物が水の中に沈んでしまうという事態も防げるのかもしれません。
やはり、ご自身の身体はもちろん、大切な荷物も両方守りたいというのが、多くの方の願いではないでしょうか。

それでは、この辺りで、今回の記事を終わりにさせていただきます。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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救命したつもりができなかった……
知っているだけで防げる悲劇がある


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この記事では、クラッシュ症候群の問題について、お話したいと思います。

クラッシュ症候群によって生じる可能性のある問題。それは、
倒壊した建築物や瓦礫といった重い物の下敷きになっている方を必死で救助し、ようやく救出できたと思っていた矢先に、その方が亡くなってしまうことです。
助け出されたはずの方も、救助された喜びで笑顔でいることが多く、それゆえに、救助した側も問題点に気づきにくいのです。このため、クラッシュ症候群によって生じる死は、「笑顔の死」という表現で語られることがあります。

もし、こういったことが起きてしまったら、その精神的なショックは計り知れないでしょう……。この記事では、この問題の解決策に焦点を当てて説明していきたいと思っています。

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被災者の皆様のアドバイス
参考にしては駄目なものも一部ある


.

被災者の皆様の体験談は、貴重な情報源であり、大変重要です。しかしながら、個人の体験に基づく見解と、被災地の全体像が、常に一致するとは限りません。なかには、事実と異なる情報が含まれる可能性もあります。そのため、読者の皆様におかれましては、それぞれの情報について最終確認を行うなど、慎重にご判断いただけますよう、お願い申し上げます。

被災者の方々の体験から生まれたアドバイス、その実例を以下に引用いたします。

テントは防災グッズとして必要な物だというイメージがあるけれど、それは間違い。テントを避難所で使ったら、周囲の方々から反感を買ったので、準備をしたら邪魔でしかない。準備をしなくてもいい物の一つ。

といったような内容を、ネット上で、アドバイスとして、お話されていた被災者の方が多かったんです。

しかしながら、こういった話って、避難所で過ごすことが可能だった方の体験談ですよね……。避難所は、収容人数に制限があるので、被災者の皆様全員が避難所で過ごすことができたわけではないんです。倒壊した建物の隅で、耐えながら過ごすしかなかった方も大勢いたんですよ……。
避難所は、早い者勝ちなので、たとえ、家が倒壊してしまっているとしても、病人や高齢者であっても、子供連れであっても、優遇されることはありません。( ← 地域や避難所によっては、ごく一部の特例で、優遇されることもあったそうですが……)
しかも、近年は、新型コロナの影響で、避難所の収容人数が、大幅に減らされてしまったので、避難所に入ることができなかった方が、さらに増えてしまっていたことでしょう。昔から収容人数に制限があって足りなかったのですが、最近では、さらに足りなくなってしまっていたということです。
家を失ってしまっているのに、避難所に入れない状況の人達は、どうすればいいのでしょうか?
車の中で生活をするという手もあるのかもしれませんが、家族の人数が多い場合は、色々と無理があるでしょうし、車だって使い物にならない状態になってしまう可能性があるんですよね……。

しかも、近年、多くの自治体が、テント避難の必要性をアナウンスしていたんですよ……。新型コロナの影響で、避難所の収容人数が大幅に減らされてしまったからです。そういった状況だったんです。

こういった状況で家が壊れてしまえば
テントが必要になるのかもしれませんが
どれぐらいの確率で、家は壊れてしまうのでしょうか?

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私の記事は、一部を除けば文章が長い傾向にあるため、読者の皆様を心理的に疲れさせてしまうのではないかと不安を感じ、その結果、記事の内容を省いてしまうことがあります。ですが、やはり、重要な内容なので、省かずに説明したほうが良いのではないかと思い直し、追記することがあります。
また、病気の症状により脳全体の機能低下が生じており、文章作成が困難な状態にあります。そのため、読みづらく分かりづらい文章が多いと思われます。そういった文章の修正に日々努めており、頻繁に記事を修正することがあります。
ただ、文章を修正しただけでは、こちらのお知らせで、お知らせすることはありません。再読いただくのは心苦しいからです。追記があった場合のみ、お知らせいたします。

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